微笑みのポロネーズ 悦びののマズール 愛のクヤヴィアク
ポーランドでは一番歴史のあるクラコウ大学(ヤギエロニアン大学)に所属する18歳から28歳のメンバーで構成される民族音楽舞踊団です。1967年、ポーランド民族舞踊を日本に最初に紹介したヘンリック・ドゥダ氏によって創設されました。氏のコレオグラフによるプログラムの中に日本に紹介された踊りがそのまま見られます。クヤビアク、マズール、ポロネーズ、オベレックのナショナルダンスは溜飲ものです。ポーランドの二つの国立舞踊団シュロンシュクとマゾフシェは芸術性を追求し、ポーランドの洗練された美を紹介しますが、このスロビアンキはポーランド民族の持つ「エネルギーと誇り」を前面に出します。リージョナルダンスである地方の特色のある民族舞踊はこのスロビアンキが一番オリジナルに近く、原型のまま展示しています。踊りながら歌うこと、歌ってから踊ること。唄と踊りは一体です。スロビアンキは舞踊手が踊りながら唄います。ここが民俗舞踊の一番の特徴であり、フォークロールレポートの舞踊団選択の基準になっています。 フォークロールレポーター 増永哲男(ますながてつお) |
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圧巻のクラコヴィアク |
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魅力あふれる国「ポーランド」とスゥォヴィアンキ舞踊団 |
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踊る天国 ポーランドの踊りは、何故か我々日本人の心に響くすばらしい踊りばかりです。哀愁のメロディに乗せて心せつなく踊るクヤビヤク、宮廷の優雅な雰囲気をかもしだすポロネーズ、情熱と華麗さを併せ持つマズール、男性が宙に舞うかのごとき軽やかなオベレック、ポーランドの古都クラクフで生まれ、壮大なスケールで踊られるクラコヴィアク。そして、踊りに合わせて身に着けるコスチュームのあでやかさ、まさに“踊る天国”と言っても過言ではないでしょう。一度、音楽を聴き、踊りを見ただけでポーランドの虜になる。そんな魅力ある国・ポーランド!私も2006年夏クラコウにて鑑賞いたしました。素晴らしかった。楽しみです。 佐 藤 武 志 |
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スウビアンキ舞踊団を迎えて |
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ポ-ランドの踊りに接する |
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FOLKLORE REPORT 182
2007年
ポーランド民族音楽舞踊団スロビアンキ
微笑みのポロネーズ
悦びののマズール
愛のクヤヴィアク
ヘンリック・ドゥダのクラシック ポーランド